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No Promises Await at Journey's End

コラム:夏休みの思い出

朝起きてカーテンを開けたら子供たちが手にカードをヒラヒラさせながら歩いている姿を目にした。時間は6:40過ぎ。おそらくラジオ体操だろう。夏の風物詩とも言える光景だ。近くに公園があるから、自宅周辺の子供たちはそこでやっているのかもしれない▼手に持つカードはラジオ体操に参加するとスタンプを押してもらうカード。今もそうかわからないが、私が子供の頃は学校で配られてその地区の誰か小学生のリーダーが印鑑を押していた。最低でも参加しなければならない回数が決められていたのを記憶している▼朝の早起きは苦手だったので個人的にこの毎朝のラジオ体操のイベントが嫌で仕方なかった。決められた最低限の回数のみきっちり参加してあとはサボるという策をずっと繰り返してきた。どうやらその策も先生に見抜かれていたようで、小学校の最終学年のときは先生から参加者のカードに印鑑を押す係りに任ぜられた。名誉なことである。つまり毎回必ず参加しなければならなくなったのである。策士、策に溺れた結果である▼早いもので小学校を卒業してからすでに20年以上が経つが、毎年夏休みの朝に子供たちの姿を見るといつも思い出すほろ苦い思い出となった。仕事の関係で、島根に来る前はずっと6時過ぎには自宅を出る生活をしていたからラジオ体操の時間には電車に乗っていたのだが、それでも朝早起きをして何かするということは大変なことだと思う。久々に早起きして一緒にラジオ体操をしてみたくなった。