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No Promises Await at Journey's End

Javaの学び

C/C++の学びについて書いたので、ついでに得意とするJavaについても書いておきたい。

Javaの哲学

Javaの哲学

表紙がこんなだったか記憶にないが、この本は割と名著。初学者の頃に読んだ気がする。

EFFECTIVE JAVA 第2版 (The Java Series)

EFFECTIVE JAVA 第2版 (The Java Series)

C++でもあったEffective本のJava版。名著ではあるが訳本なので日本語は読みづらい。ある程度Javaが書けるようになったらざっと見出しだけ追いかけて気になるものだけ精読するのが良いと思う。

JAVA PRESS 特別総集編

JAVA PRESS 特別総集編

もう10年くらい前に廃刊になったJavaに関する雑誌。これは本当にいい雑誌だったのでお世話になった。

今現在だと姉妹誌のWEB+DB PRESSがオススメ。これはWeb全般の技術を対象にしているが、初期の頃はJava全盛の時代だったので特集はほぼJava

WEB+DB PRESS総集編[Vol.1~84] (WEB+DB PRESS plus)

WEB+DB PRESS総集編[Vol.1~84] (WEB+DB PRESS plus)

今でも定期的に総集編が発売されて初号から全ての号がPDFで入手できる。iPhoneiPadに入れて持ち歩くのが良いだろう。

Java world CDーROM年鑑―永久保存版 (IDGムックシリーズ)

Java world CDーROM年鑑―永久保存版 (IDGムックシリーズ)

これも伝説的な名誌。JAVA PRESSよりも先に廃刊になったかもしれない。とにかく洗練された記事と読みやすくカッコいい誌面のデザインが素晴らしかった。

私がJavaをやり始めた頃はとにかくJavaが全盛の頃だったので書籍では最新情報に追いつけず、このような雑誌が最新情報に追随していたのでそれをベースに学んでいたと思う。

STRUTS・イン・アクション

STRUTS・イン・アクション

言わずと知れたJavaにおけるWebアプリケーション開発のデファクトスタンダードフレームワークの解説本。Strutsそのものの開発者が書いた本。

Strutsの本質はシンプルであることだと思うし、そのシンプルさゆえに多くのプログラマが使うことになったと思うが、その反面自由度も高くていたせりつくせりではない。

その辺りはStrutsを使う側が拡張する形で実装しなければならないが、その際の手助けになるStrutsの拡張のための指南書がこれ。

シンプルであり、かつここまで完成された拡張性を持ったフレームワークは他の言語を見てもこの時代にはなかった。当時Strutsを開発したプログラマは天才だと思っていたが、この本を読み返すと今でもそう思う。

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

GoFデザインパターンJavaで学ぶ本。そもそもデザインパターンが初心者向けの話じゃないのでかなりJavaに精通したプログラマが読む本だと思う。

当時うちの会社はこの本でJavaの入門の社内勉強会をやっていたが、完全に失敗だった。やめて別の本にした方がいいと上司に進言したが当時はまだ若くて言いたいことは言えても聞き入れてもらえはしなかった。

結果、多くの優秀なエンジニアがJavaへのスキルチェンジに対応できずに会社を去ったことは残念なことであった。