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No Promises Await at Journey's End

藤崎竜版「銀河英雄伝説」4

2巻に続きまた電子書籍版を購入しました。なぜか偶数巻を電子書籍で買っています。意味はありません。

表紙の女性はアンネローゼですかね。今回も見所は多いです。

第6次イゼルローン攻防戦

ラインハルトの活躍が光ります。ミュッケンベルガー元帥が傲慢な態度ながらもラインハルトの実力を本物と評価し、より過酷な態度で接してくるのがこの辺りからです。この人は4巻の中盤、後半でも登場してラインハルトの前に立ちふさがります。原作でもラインハルト自身からその堂々たる風貌は評価されてましたからね。ただし「堂々たるだけだ」とも言われてましたが。

蜘蛛の巣

オーディンに帰還して戦果を評価されたラインハルトは少将から中将に昇進し、さらに貴族階級も帝国騎士から伯爵位が皇帝の一言で与えられます。さすがのラインハルトも驚きの表情。

他の貴族たちが皇帝の贔屓だと騒ぐ中、ミュッケンベルガー元帥は意外に冷静にラインハルトに一言。「これで貴官はもう一つの戦場に叩き落とされたのだから。宮廷という蜘蛛の巣にな」と。

純粋な軍人であろうとするミュッケンベルガー元帥のラインハルトを慮る言葉なのかもしれません。軍人として自分を超える存在に上り詰めて欲しいと願っていたのかもしれませんね。

ベーネミュンテ侯爵夫人が登場。この人はヤバイです。話の内容では30過ぎらしいのですが、アンネローゼより若く見えます。宮廷の戦いには今後オーベルシュタインがラインハルトの部下として登場しますのでそれまではラインハルトとキルヒアイスの苦労が続きます。

第三次ティアマト会戦

ホーランド無双。そのタイトルもありますし。ホーランドが自分に酔ってます。なんでこのコミック版はここまでホーランドが出てくるのでしょう。かなりキャラとしては濃いですけどね。どちらかというと帝国貴族の自己陶酔した若造的な立ち位置です。

ビュコック提督とかのいうことを聞かずに自分勝手に戦場を動き回ります。

次回、ラインハルトと対決です。まあ勝てるわけはないので結果は見えてるのですが、原作ではほぼ出てこないホーランドがどのように描かれるのか楽しみです。

次巻は2/17発売です。少し間が空きますね。