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No Promises Await at Journey's End

旅の写真(6) by Lightroom

今回は飛行機のエンジンのお話です。

先日の関空遠征での写真ですが、3発の機体です。マクドネル・ダグラスMD-11Fです。貨物機として使われているくらいですが、かつては日本航空なども国際線*1に使っていました。

垂直尾翼のところにもエンジンがある3発機ですが、やはり時代は双発機*2になり、日本航空では10年程度しか使用されない短命の機体でした。かつて日本航空で使われていたMD-11FはFedExとならんでよく見かけるUPSで使われています。

成田空港や関西国際空港では割と良く見かける機体ですが、羽田などではほとんど*3見ることはありません。

双発機が主流となり、4発機や3発機が減る中で細々と活躍する名機です。人気もあり、この機体が目の前に来ると多くのカメラマンがシャッターを切ります。

末永くその雄姿を見せてくれることを期待しています。

*1:10機保有していました。1994年から2004年まで使用されていました。

*2:ボーイング社は777の売り込みに攻勢をかけてMD-11の下取りなども行うことで航空会社に売り込みをかけたようです。双発機での飛行に関する規制なども変化して来て、かつ航続距離も伸びて燃費が良くなることで経済性の面で有利になった双発機の時代が始まります。

*3:1度だけトラブルで緊急着陸したFedEx機を羽田で見たことがあります。通常の運航では飛来することはありません。