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No Promises Await at Journey's End

君はLagopusを知っているか!〜OSC2018 Tokyo/Fall レポート(3)

島根編は感動の渦に包まれながら(嘘)めでたく完結しましたので、平常運転に逆戻りです。少し書きためていた記事を吐き出します。

エンジニア向けイベントの3回目。

前回、学食で食事をしました、と書きました。その後に少し時間もあったので展示の方を見てきました。

スタンプラリーです。大学で行われているイベントなので、セミナーも展示も各教室に分かれて行われますが、どうしてもセミナーに人が集中するので、展示の方に人を集めるための手段でしょう。

展示を見てスタンプを押して全部集めると景品がもらえます。今回はガジェットポーチです。カバンの中がスッキリしそうですね。

Lagopusの話

午後からのセミナーに入りました。最初に興味深かったのはLagopusというプロダクトの話です。

これはネットワーク分野のかなり専門的な話。

皆さんの家とかにも「ルータ」とかあると思います。無線LANのルータとか壁から出てる電話回線に接続しているものがあったり。

ああいうネットワーク機器の中には、より高度なネットワーク通信を制御するためのスイッチという機器があります。

大規模なシステムを構築する場合などは必ずと言っていいほど目にします。L3スイッチとか有名ですね。この手のスイッチは非常に高額なのです。

もう10年近く前の話になりますが、私が請け負っていたプロジェクトで、お客様が10万円のL3スイッチを購入して開発に使い始めたことがあります。

ところが通信速度が遅くて使い物になりません。また、ミラーポートが作れなくて機能不足でもありました。つまり10万円のスイッチは安物だったのです。当時、スイッチというと30〜50万くらいが相場。10万円のものは安物でした。

その時代から、そういった機器をソフトウェア的に代替するものはありましたが、ハードウェア機器に比べると通信速度が遅くて使い物になりませんでした。

それが今の時代、Lagopusというソフトウェアがかなりの速度を実現して、実用に耐えるプロダクトになりました、という話です。

ネットワークはプログラミングできる

これがこのセミナーを一言で表したものです。つまり、Lagopusがあれば高額なハードウェアがなくても、サーバへLagopusを入れて自分でプログラミングすればスイッチ相当のことはできて、かなり柔軟にネットワーク通信の制御が可能になるということです。そして、その通信速度もハードウェアに負けないレベルにまで到達しており、実際に導入される事例も増えてきているとのこと。

ネットワークは奥が深く、かなり専門的な分野で苦手な人も多いです。私もネットワークは苦手意識を持っていますが、こういう話を聞くと面白くなってきそうな気がします。

Lagopus試してみようかなぁ。





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