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No Promises Await at Journey's End

閃きから記録までの時間を究極的に縮める方法

20歳を超えたあたりから実感し始めてますが、歳をとるにつれて忘れっぽくなります。

本当に大事なことは忘れませんが、思いついたアイディアとかすぐに消えて無くなります。「忘れてしまうことはどうでもいいこと。自分にとって大切ではないこと」と若かりし頃は思ってました。

認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものは

と最近思います。思いついたことは必要で役立つから思いつくんだと思うのです。ちょうどそんなことを思っている時にいつも愛読させていただいている「氣づきプレゼンター」のみきっぺ(id:charlotte102)さんの記事で同じことを書かれているのを読みました。まさに考えてる時だったのでタイムリーな記事でした。

www.charlotte102-blog.net

みきっぺさんは思いついたらすぐにホワイトボードに殴り書きするのだそうです。なるほど、常に身近にあるものへ書けるようにしておけば良いのですね。

以前は思いついたらすぐ書けるように、とモレスキンのノートをペンとともに持ち歩いてましたが、電車の中や駅のホームなど立っている時など書きづらいというかうまく書けませんし、そんな文字は後から読み返してもなにを書いてるのかよくわかりませんので、結局はやめてしまいました。

iPhoneを常に持っているのでメモアプリなどに書くようにしてますが、アプリを立ち上げて新規作成を押して・・・としている間に記憶が飛びます(それはもう病気じゃないか、とも思いますけど)。

商売柄プログラミングをやるわけですが、いわゆる「バグ」を直すことが仕事の中でも大きなウェイトを占めます。ただ、どうしてもうまくいかない時やなんでこんな動きをするのか全くわからないことも多いのです。

調べてもわからず、詳しい人に聞いてもわからず、仕事中ずっとウンウン唸ってわからないまま帰宅するのに、ふと寝る前に「これだ!」と解決策が思いついて気分良く寝たりすると、翌日には完全に忘れてます。

不思議なものですが、職場で自分の席にいてパソコンに向かってる時は閃かなくても、帰ってきてからお風呂に入っていたりするといい案を思いつくことがあります。

それとトイレに入っている時もチャンスです。思いついてもその瞬間に書き留めておけなければ失われてしまいます。それは思いつかなかったことと同じです。少し脱線しますが、よくアイディアが思いつかないと言う人がいますが、そういう人ってこの一瞬のひらめきをそのまま失ってしまっているのではないかと思います。

秒速で1億稼ぐ人もいるそうですが、少なくとも思いついたことを秒速で書き留めておくことができれば1億とは言わずとも、新年度に給料が上がるくらいには効果を期待できるのではないかと思います。

一瞬で起動してすぐに書けるアプリとかないかなぁと思っていましたが、なさそうなので自分で作ろうかと思っていたところで、こちらもナイスタイミングで記事を読ませていただきました。

ongaeshi.hatenablog.com

直接的に私の考えていたことについて書かれているわけではないのですが、ここで話題に上がっているTextwellというアプリが私のイメージしていたほぼほぼ100%のアプリです。

私のiPhoneのホーム画面です。私はiPhoneは日本に上陸した2008年以来、毎年買っているのが人生の唯一の自慢なのですが、フォルダを作れるようになってからカテゴリごとにアプリをまとめてホーム画面は1ページで収まるようにしています。

また、上から2列までにまとめます。これにより背景をきちんと見せることが可能です。私がこよなく愛するANAの787-9の特別塗装機R2-D2ですが、撮り方もこだわって、写真の上半分が空になるようにしています。そうすると空の部分にアプリが集まるので、魅せたい部分は完全にフリーな状態で表示できます。

ホーム画面だけは完全なミニマリストだと思ってますが、1週間使わないアプリは消します。まあアプリの場合は購入してあれば何度でもインストールできるので消すのにためらいは不要です。

そんな例外として、Textwellのアプリは外に出しました。少しでも早くタップするためです。何か思いついたらすぐにロックを解除してTextwellを立ち上げます。

シンプルな画面。いきなり入力する画面で起動します。というよりもこのアプリはこの画面しかないと言っても過言ではありません。

なんと基本的に文章を保存する、という概念がありません。書いたらなんらかのアクションを取り、履歴には保存されますが他のアプリへテキストを送るイメージです。

それ故に軽く軽快です。

私の場合は書いたらメモアプリのDayOneへ次々と投稿します。テキストしか送り込めないので、後ほどゆっくりとタグをつけたり関連する画像を貼り付けたりして情報を整えます。それらの作業は後からで良いのです。まず、思いついたらそれをキーワードだけでも書き留める。これが大事です。

実際問題として、書いた思いつきを見返すことがあるか、というとまだほとんどありません。ただ、このTextwellの文章を最終的に保存しているDayOneの方は毎日「過去の今日」として記録されているその日のメモを全部お知らせで見せてくれます。

そうすると1年前、2年前、3年前・・・の今日はどんなことをしてどこにいたのか、すぐわかります。その時は思いつきで書いたことも、しばらくするとまた思い出して必要な行動に移せます。

思いつきのアイディアを今すぐ使わなくても良いのです。私が思うに、アイディアは使うときや必要な時に思いつくのではなく、必要になった時の過去に実は思いついていたり、必要になってから少し先の未来において思いつくものなのだと思います。

だからとりあえず記録しておけばそのうち役にたつかもしれません。そう思えば気楽になりますし、将来に向けて大切な情報を残すことができます。

皆さんも是非、思いついた時はその情報を取りこぼさないようにしっかりと受け止めてみてください。